夏の着物姿 何よりも注意すべきこと
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    JUGEMテーマ:着物 着付け

    夏の着物姿は、涼しげでこなれた感じがして大好きです。

     

    実際は暑いですが、涼感のある生地や色合わせは

     

    夏ならではなので、十分に楽しみたいと思います。

     

     

    夏の着物姿で注意すべきことがいくつかありますが、

     

    もう既に皆さん、実践されているのでは・・・。

     

     

     

    まずは、夏の着物、長襦袢ともに透ける生地なので、

     

    肌着や裾除けはしっかりした生地で透けないものを着ること。

     

    また裾除けはきちんと長めに着て、

     

    足首が透けてしまうことを避けましょう。

     

    足が2本透けて見えたらエレガントではありません。

     

     

     

    もう一つは汗対策。

     

    「暑くて補整を入れるのもイヤだわ」と思っても

     

    腰回りに最低限の補整は入れましょう。

     

    汗の湿気で着物から帯に、あるいは帯から着物に

     

    色移りをしてしまうのを防げます。

     

     

     

    また、汗で裾除けが肌に張り付いて

     

    裾さばきが極端に悪くなるのを防ぐために

     

    ステテコを着用するとよいでしょう。

     

    ステテコは和装用も販売されていますが、

     

    ユニクロのものでもOKです。

     

    透けないよう淡色にしておきましょう。

     

    ステテコを着用した時でも裾除けは着けたほうが

     

    シルエットがきれいだし、着物の生地が透けた時も安心です。

     

     

     

    と、ここまではおそらく周知のことと思いますが、

     

    今日私が訴えたっかったのは、これから書くことです!

     

     

     

    もう6年前の夏のことなのですが、

     

    義父が亡くなって、8月に葬儀がありました。

     

    冬の喪服は結婚時に誂えたので持っていましたが、夏用はなく、

     

    その2年前になんだか作っておかなくちゃという勘が働き

     

    (お義父さん、ごめんなさい)

     

    誂えてありました。

     

    だから着物の準備は、ばっちり。

     

    義母の喪服もきれいに着付け、自分もさっと着物姿に。

     

    着付け師ですし、これは当然問題なかったのです。

     

     

     

    お通夜が始まり、施主の夫に続きお焼香。

     

    無事に済み、自分の席に戻る時です。

     

    左足が急に床に引っかかり動かないのです。

     

    でも、足は全く痛くありません。

     

    無理やり次の一歩を踏み出そうとした時、

     

    わかりました。

     

    草履に何かが起こったのだと。

     

    草履の底板の前半分がはがれ、半分に折れ曲がり

     

    かかとの下にあるのです。

     

     

     

    自分の席に戻るには、両側にお客様が座っている

     

    中央の通路を一番後ろまで進み、

     

    脇から回って最前列まで行かなければなりません。

     

    まだ中央の通路を歩き始めたばかり、頭の中は、真っ白です。

     

     

     

    このまま歩けば、草履の底板は完全にはがれ落ち、通路に取り残されます。

     

    いけない、いけない。

     

    こんなに静まり返ったお通夜の席で、

     

    そんなことって許されるでしょうか。

     

     

     

    私は、ひとまず草履の底板の反り返りを直そうと思いました。

     

    足を少し持ち上げ、かかとから後ろ向きに

     

    床になでつけるようにしてみました。

     

    幸いなことに底板は元に戻りました。

     

    そこから先は完全にすり足です。

     

    足を床からなるべく持ち上げないようにし、

     

    底板を置いてきぼりにすることなく、

     

    自分の席にたどり着きました。

     

     

     

    お通夜が済むと早速お化粧室に。

     

    草履を見てみると、底板の接着剤が溶けたようになっていました。

     

    でも、この草履、20年も前のものですが、

     

    1回しか履いていなかったので

     

    見た目は、新品同様だったのです。

     

     

     

    よく「寒い年末ではなく、暖かい時期に大掃除をしたほうが

     

    汚れがゆるんでいるから楽だ」なんて言いますよね。

     

    ゆるむのは汚れだけではないのです!

     

    草履の接着剤には十分ご注意ください。

     

    特に中古の草履は要注意です。

     

    いただき物などは、見た目が新しくても

     

    接着力がどのくらい弱っているかわかりません。

     

    喪服用の草履などずっと履いていない草履も

     

    意外に傷んでいます。

     

    どうぞお気を付けください。

     

     

     

    夏の着物を着るにあたり、一番注意すべきは「草履」という

     

    ちょっとこわ〜いトラウマから今年も抜け出せずにおります。

     

     

    花の衣®着付け教室 byアトリエ花の衣®

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    posted by: 花の衣® | きもの あれこれ | 19:55 | - | - |